2017年ごろからブームになっているサバ缶。安くて栄養があるのが人気の秘密です。でも、実は生のサバよりも栄養があるってことはあまり知られていません。
なぜ生の鯖よりもサバ缶の方が栄養価が高いのでしょうか。
僕も小さな子供がいるので、子供にとってどうかという観点も交えて説明したいと思います。
サバ缶の方が生より栄養があるのはEPAやDHAの酸化を防ぐから
サバ缶の方が栄養価が高いのはその製造工程に秘密があります。
サバ缶はカットして缶に詰めてから加熱処理します。缶詰になった段階で真空になるので、酸化を防ぐことができるんです。
サバに多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は空気に触れるとどんどん栄養が劣化してしまいます。なので、酸化を防ぐということは非常に大事。
このEPAやDHAは体内では生成できないため、必ず食べ物から摂取しなくてはいけない、必須脂肪酸の一種です。
DHAは子どもの脳や神経の発達に効果があると言われています。
子供にはどんどん食べさせてあげたいですね!
骨ごと食べられてるから、子供でも食べやすい
サバ缶は缶に詰めた後高温で加熱しているため、骨ごと食べられるんです。
なので生のサバと比べてカルシウムも多く摂取することができるんです。乳製品のアレルギーなどでカルシウムが取りづらい人でも手軽にカルシウムを摂取できますね。
何よりサバを焼いて食べるとどうしても骨が気になりますが、そんな心配をせずに食べられることができます。
健康や成長のためにお魚を子供に食べさせてあげたい、忙しいパパやママにはおすすめです。
サバ缶は生臭い?実際の味はどうなのか
でも、缶詰だから味はどうなの?と気になるところだと思います。
結論から言うと全然生臭いということはないと思います。もちろん青魚特有の臭いはありますが、鮮度による臭いはほとんどありません。
その理由はサバがカットされて缶に詰められるまで20分ぐらいしかかからないからではないでしょうか。スーパーで売っている切り身と比べたら、この20分というのがどれだけ短いか、ということだと思います。
僕は魚の生臭さにはとても敏感で、スーパーで売っている魚は食べられません。いつも魚屋で買っています。そんな僕が気にならないということは、よっぽどの人でない限り大丈夫ではないでしょうか。
どうしても心配という方は水煮ではなく、醤油煮や味噌煮など、味の濃いサバ缶から試してみるのが良いと思います。
サバ缶のおすすめレシピは?
ズバリ、煮物もしくはカレーです。
なぜかというと缶に入っている煮汁に栄養が沢山含まれているからです。この煮汁を捨てるようなレシピはもったいないですし、摂取できる栄養が減ってしまいます。
子供に初めて食べさせる時はアレルギーに注意
いかがだったでしょうか。生より栄養が高くて保存も利くなんて、使わない手はないです。日本人の食生活も魚から肉中心になっていて、魚から摂取していた栄養不足が懸念しています。
これを機に大人も子供も、サバ缶デビューしてみてはどうでしょうか。
ちなみにサバは特定アレルギー食品ですので、子供に食べさせる際は、アレルギーの有無を確認してから食べさせてくださいね。
コメント